西楽寺墓地 西区草津本町 呉市から庵治石のお墓を移設した事例をご紹介。

<呉市公園墓地に建っていたM様の墓石>

<西区草津本町の西楽寺境内の移設前墓地90cmx90cm 0.81㎡>

遠方の公園墓地からお近くの寺墓地に移設

~蘇る庵治石 SPIによる納骨4ツ石と法名板を追加 供物台を工場加工~

 

例年になく暖かく、山々は新緑の若々しさで勢いを感じます。

コロナの外出制限も解除された3月は春のお彼岸でお墓参りのピークといったところでした。

ご存じのようにお彼岸は春と秋にありますが春彼岸となる春分の日は「自然をたたえ生物をいつくしむ」日,秋彼岸となる秋分の日は「先祖をうやまいなくなった人々をしのぶ」日とされ国民の休日になっています。

皆さまお墓の前でご先祖様に手を合わされましたでしょうか。

<経緯>

さて今回は元々ご実家があった呉市の公園墓地から広島市西区「西楽寺」に移設されたM様の事例です。

既に他の石材店でお見積もりをされていましたが価格面や提案内容にご納得されず弊社ホームページを見て来店いただいたとのことでした。

旧墓地は住まいから離れた呉市でもともとご先祖様がお住まいされていた土地です。お客さまは几帳面な性格で旧墓石の写真やサイズなど詳細なデータを持参されたため大まかな内容を把握することができました。既にお見積もり済みの石材店は古いお墓2基を撤去してお寺にコンパクトな洋墓を再建する提案でした。施主様はご先祖が建てられたお墓を大事に再建したいとの希望でしたが石材店の提案が心に刺さらなかったご様子です。

 

ホームページでもご覧いただけますが弊社は本社に工場を併設しています。新墓はもちろんですが古いお墓の研磨や土地に合わせたサイズ加工が得意であることは度々ご案内してきました。
M様の墓石は香川県産庵治石であることは写真でも判定可能でした。とは言うものの「百聞は一見にしかず」ということで早速K市にある墓石と新墓所の候補地を見せていただくこととしました。

提案概要

  • ご先祖様建てられた庵治石墓石を工場で鏡面研磨再生し再建する。
  • 新墓所の両脇のお墓に見劣りしないよう高さ450ミリの立上式納骨室を追加する。
  • 今後の納骨に備えてコンパクト墓誌を追加する。
  • 前後のスペースが狭くなることの解消プランとして現行の供物台を再利用してガラス付き線香蝋燭立てに改造する。
  • 家紋を新規に彫刻する。

 

結果

以上の提案を図面化およびCG化し話し合いを行った結果とても喜んでいただき商談成立となりました。

高さ45cmの納骨石を追加して納骨スペース確保と燐家のお墓の高さに調整しました
丸型花立(丸花瓶)は特に、工場での研磨再製には根気と時間を費やしました。
上台座には、「丸に木瓜」を浮彫墨無し仕上げ

供物台はダイヤモンドカッターで細分化し、ガラス風防付きの供養箱を内蔵しました。

庵治石は世界一高級な御影石。M家庵治石を墓仕舞いして小さな洋墓を建てる予定が、寺岡石材工業のご提案と技術により、数百万円相当に値する墓石となって生まれ変わりました。トータルでもお安くなりましたのでお客様は大変お喜びされました。