安芸郡坂町の墓地から広島市安佐北区の教雲寺墓地に、お墓移設工事。その①

この度、広島県安芸郡坂町横浜中央の横浜港と横浜トンネルの間の山にある昔からの共同墓地に据付された墓石を解体運搬(墓下し)、広島市安佐町後山教雲寺墓地への移設工事の依頼を請けまして、早速浄土真宗本願寺派の僧侶様に「閉碑法要」「遷碑法要」を執り行って頂きました。

事前のお参りは大変重要で、施主様や工事業者に災いが発生しない様に工事前には必ず仏様とご先祖様に報告とご供養をして頂きます。

この墓地には約一千数百基のお墓が建てられていますが、残念なことに駐車場が御座いません。殆どのお参り客は横浜中央海岸に一時駐車されてお参りされてる様です、地元優良石材業者さんのアドバイスを賜り指示された空き用地にトラックを2台停めて開始しました。地元の皆様に絶対ご迷惑を掛けない様に何時でも車を移動されるように人員を手配しての慎重な工事を致しました。

施主様墓地は山頂付近で麓から約800m勾配のとてもきつい坂道で、手ぶらで上っても息が切れる参道です。お参り客もわかたの墓地迄3回程度休憩されながら歩かれます。狭い急な上り坂、クランクや凸凹した参道をベテランの作業者が慎重に運搬車を操作します。

クレーン車などの重機は全く使えないので、社員8~9名体制で人力での墓石解体撤去を行いました。職人のお互いの呼吸が合わないと重たい石は動きませんし、失敗すると大変な大ケガや石材破損の原因になりますので慎重に慎重に作業を進めます。石材の重量は30㎤で80kあります。墓石全体重量は凡そ1.6tになります。

運搬運び出しの風景です。狭小な参道です。運転失敗は大変な危険を伴いますので許されません。

お墓の下から骨壺が現れました。壊さない様に丁重に取り扱い致します。

カロートの頑丈なコンクリートが中々解体できません。将来移設を考えてないので当然頑丈に据付されています。地道にノミとハンマー等、工具を駆使して解体撤去しました。

ご先祖様のお骨壺は綺麗な白箱に包み、寺岡石材工業の安置所でお墓移転が完成するまで一時安置しました。

墓地跡は綺麗に更地にして返しました。