広島市安佐北区 広島浄光台 寺岡石材工業製伊予大島石 9寸和墓 関東式外柵 建立しましたのでご紹介致します

皆様こんにちは、広島浄光台 緑蓮5平米墓地所有のお客様より、伊予大島石9寸和墓のご注文
御座いまして、令和3年2月6日に施工させて頂きました内容と事例をご紹介いたします。
お客様は安芸郡海田町にお住まいなのですが、ご親戚様御三家全て、既に広島浄光台の墓地所有
されておられ、親戚同士互いにお墓参りと管理が一か所で行えると云う理由で、墓所を購入、
墓石も建立されました。
ご親戚様3家とも以前弊社で施工しており、ご親戚様からの紹介もあり、既に建立済みの同規格
同石種でご注文となりました。間口2m×奥行2.5mの敷地に幅40cm高さ45cmの門柱一対に
家紋彫刻、門柱の上段に1.5尺の角置き灯籠を設置しております。左右後方は高さ30cmの
玉垣で囲い、中心に9寸和墓、右側に戒名板、左側に線香蝋燭タオル等小物を納められる収納式
物置石を設置しております。また、墓所内は完全に草が生えない石貼にしております。
石材は愛媛県今治市宮窪町産、伊予大島石特級です。


浄土真宗の門徒様なので「倶会一處」(くえいっしょ)と彫刻しております。倶会一処とは
仏説阿弥陀経の後半にあり、意味は「浄土の一つ所でお会いします」で、亡くなったら
いずれ皆お浄土の世界で一緒に会うのです。安芸門徒ではこの「俱会一処」と刻んだお墓は
一般的であります。名字は上台に横書き浮彫します。

幅76cm高さ58cm厚み11cmの法名石(戒名板/霊標/墓誌)を設置、厚みに家紋と家名を彫刻、
内側に法名(戒名)/俗名/死亡年月日/享年を刻みます。院号をもらった故人様には院号法名を
刻みます。年齢ですが、享年・行年は同じ意味で、数年齢になります。お寺様によっては満年齢
で刻むよう指示もあります。
年齢の下側には「亡」「寂」「没」「歿」とかも彫ります。 
歴代のご先祖様の死亡年齢が満か数えか調べ統一されるべきでしょう。また、亡、寂なども
統一された方がよろしいかと思います。 
屋根型の線香立て蝋燭立て3点セットです。浄土真宗では線香は横置きになります。真言宗、
禅宗、日蓮宗では線香は縦置きとなります。
線香皿はステンレス製で洗浄可能で石を痛めません。
線香立てと蝋燭立ての屋根があることで、風雨のお参りの際でも濡れたり蝋燭が消えたり
しません。蝋燭の火を長期灯すと高熱で溶けだし汚れの原因になりますので、5cm以下の
小さな蝋燭にするか、お参りが終了した際に火を消して持ち帰りましょう。
また、線香一束大量に焚くのも高温で石を痛めますので4~5本程度でお供えしましょう。
収納式物置石ですが、ご覧の通り開閉して線香/蝋燭/チャッカマン/タオル等収納します。
上部天面は、お寺様のバックや遺影、花瓶、供物など置かれます。40cm×30cmサイズ  
幅40cm高さ 45cmの門柱に丸二三階松の家紋彫り。1.5尺 角置き灯籠(蓮華二重台)一対施工。
 
灯籠の火袋に太陽と月を彫刻しておりますが、これは「輪廻転生」の意味で、亡くなっても何れ
人はまた生まれ変わるとの意味です。
また、火袋の裏には蝋燭を灯せる様に小窓を加工しておりますが、蝋燭は「御火」(おんか)と
云い、暗闇を照らし災いを放つ意味が込められているようです。燈籠はただ単に、恰好付けでは
無く、神社寺院にも必ず有る様にちゃんと意味が込められているのです。
私は良くお客様に説明する際に「燈籠は水戸黄門様におつかいする助さん格さんみたいな存在」で、
災いを家に持ち込ませない護り神の様な働きがあるようですって説明したりもします。
墓所内は施主のお嬢様より熱望され石貼り施工いたしました。始めは防草土+玉砂利仕上げか、
ストーンレジンで提案しておりましたが、見た目の美しさ、完全に草も生えず管理がし易い
理由です。確かに掃き掃除も可能ですが、タオル一枚で床をふき取り出来ますので何時も
綺麗ですよね。浄土真宗ではお盆に竹と白・色紙で作った「ぼんぼり」を立てますが、
地面に穴を開けることが出来ませんので、床に40mmコア空けしてステンレス製のぼんぼり
キャップを埋め込んでおります。石貼りは雨水が溜まるので、玉垣の下部に格子を加工し
水が溜まらない工夫をしております。
しかし、この作業も弊社工場で加工しましたが、作成する職人は大変手間の掛かる仕事です。
石貼りの単価ですが、約30000円/1㎡~となります。 
関東式玉垣。後方再度に宝珠柱が建っております。家で云う外構柵です。
15cm×15cm高さ45cm宝珠。先は尖っており天と地を結ぶ意味があります、諸説ありますが
お坊さん的なお守り頂く存在でもあるようです。 伊予大島石9寸三重台和墓/5平米関東式門柱玉垣施工例をご紹介させて頂きました。

34年前に浄光台が開園された時代は、5平米~6平米の比較的広い墓地を求められる時代でした。

現在、経済状況も変遷し、1~3平米クラスの狭い墓所が人気の様です。

玉垣付の大きなお墓需要が少なくなる一方、デザイン墓石など小型シンプル的なお墓需要が多く
散見するようになりました。

しかしながら、広島市に於いては現在、根強く和型外柵付(玉垣)のご要望は健在です。
弊社合同墓も玉垣を採用しております。

外柵や灯籠など、形だけでは無く其々吉相的な良い意味合いが沢山込められております。

お墓を通じて、今後子々孫々に安定した幸せな家であり続けることが目的と解説されております。

どうぞ、その様なご相談、ご案件が御座いましたら是非一報ください。

有難うございました。