呉市営二河墓地 お盆過ぎての「お墓じまい」の様子を実況ご案内。

お盆過ぎたら「お墓じまい」お願いします。 ご先祖様の「家」である大切な墓石を製造施工させて頂いてる立場として誠に残念ですが、ご家族のご事情もあり、「お墓じまい」業務も丁寧に請け負っております。

下記青の4トン吊りトラック(8トン中型車)は平成6年式かなりの旧車ですが、新車時に重たい石材を運ぶ為に強化サスペンションと中低速用ギアを装備した構造変更車両。型は古いが力持ちなので中々手放せない車です。 お寺様に事前のお参りをして頂いております。「閉眼供養」浄土真宗では「閉碑法要」と云われます。工事直前で無く、前もって2~3週間前にお参りされるケースが殆どです。後に災いが無い様にとても重要な儀式です。 さて、これから「お墓じまい」します。順番として高さのある仏石→上台→下台→一枚石(芝台)と解体撤去して行きます。 作業は墓所の位置(場所)や墓石の大きさによって機械や運搬車両、人員体制で臨みます。道具として三脚チェンブロック、クランプ(鉄ハサミ)ベルト、担ぎ棒、バール、電気ハンマードリル等駆使し撤去します。一番重いのが一枚石(芝台)です。一塊約500KG 吊り上げ作業は危険で緊張します。 重量100KG以内の比較的軽量の石材は人力で担ぎ撤去します。 クランプ(鉄ハサミ)で掴んで吊上げ作業。作業性も高く使い勝手は良いのですが、デメリットとして滑りやすく雨の日は特に危険で扱いには冷静慎重さが必要です。 一番下の基礎石がコンクリートで完全に固着しており中々外せません。ゴムハンマーで叩く→バールでこじ開けるを繰り返し地切りします。暑いし大量の汗が顔面を濡らします。ベテランの作業者が上手にバールを使いこなします。(テコの原理)暑さ15cm堅牢なコンクリートの解体は流石に辛苦します。人力では中々石が取れません。バールや金棒でつついても外れない場合は発動機と削岩機でコンクリートを砕いて取り外します。撤去後整地。川砂を敷いて綺麗に引きならします。隣の墓地や参道にも感謝し、作業前よりきれいに掃除してお返しております。寺院墓地に永代安置。お墓の一番大切な部分である仏石は、県内の寺院安置墓地に永代供養して頂いて居ります。(ご希望によるサービス)